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2020 年度 実施状況報告書

一過性信号による視知覚のリセット:「若返り効果」に関する理解の深化

研究課題

研究課題/領域番号 20K03499
研究機関九州大学

研究代表者

廣瀬 信之  九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (40467410)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード一過性信号 / 外発的注意 / 視覚
研究実績の概要

本研究の目的は,従来は注意を引きつけることがないとされてきた古い刺激が一過性の事象によってあたかも新しい刺激であるかのように扱われ,当該刺激位置での情報処理が促進される,外発的注意シフト様の効果を生じる「若返り効果 (rejuvenation effect)」なる現象に注目し,この現象の再現性をより洗練された手続きで確認したうえで,若返り効果が本当に外発的注意と同様の性質を有するのか等を調べ,他の関連現象との統一的理解に向けた知見を提供することであった.
研究期間初年度は,先行研究であるJefferies and Di Lollo (2019) の実験手続きの問題点を克服する実験デザインを用いて,若返り効果の再現性を検討する予定であった.しかし,年度当初から新型コロナウイルス感染拡大に伴って対面実験が不可能になったことに加え,なによりも研究代表者が年度が始まって間もなく傷病を発症し,通院加療を続けるも病状が改善せず,在宅勤務も交えながら日常業務をこなすことで精一杯の状態が続き,研究を進めることができなかった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度が始まって間もなく研究代表者が傷病を発症し,通院加療を続けるも病状が改善せず,実質的に研究を進めることができなかった.

今後の研究の推進方策

現在も通院加療を継続しており,今後病状が回復し次第,できる限り遅れを取り戻せるよう,当初計画に沿って研究を進めたい.

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の傷病により,実質的に研究を進めることができなかったため.今後病状が回復し次第,当初計画通りに使用を進める.

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公開日: 2021-12-27  

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