研究課題/領域番号 |
20K03566
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
佐藤 周友 中央大学, 理工学部, 教授 (50324398)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 算術的スキーム / エタールコホモロジー / ガロアコホモロジー / 高次Chow群 |
研究実績の概要 |
2021年度は前年度から投稿中であった論文が専門誌 Journal of Number Theory に受理・出版された。また、代数体上の非特異射影的多様体の1次のエタールコホモロジーとして現れるようなp進表現を係数としたGaloisコホモロジーの局所・大域原理に関するJannsen予想について進展があった。 2021年度はコロナ禍が続いたため、長距離の出張を行うことはなく研究集会等にも主に遠隔で出席するにとどまった。11月以降は理化学研究所の萩原啓氏と対面での研究連絡を再開し、ネータースキームの高次Chow群に対するFulton理論について議論を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
投稿中の論文が出版されて、新たなプレプリントを執筆中である。
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今後の研究の推進方策 |
現在執筆中のプレプリントを公開できる状態にし、算術的スキームの中間捻り係数エタールコホモロジーの計算方法を模索する。また、高次Chow群のFultonについてもspectral algebraic geometryからのアプローチなど多角的な考察を進めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
長距離の出張がなかったため、次年度使用額が生じた。2022年度に旅費として使用する。
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