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2020 年度 実施状況報告書

微分可能写像の特異点理論と部分多様体の幾何のインタフェイス

研究課題

研究課題/領域番号 20K03594
研究機関成蹊大学

研究代表者

高瀬 将道  成蹊大学, 理工学部, 教授 (30447718)

研究分担者 渡邉 忠之  島根大学, 学術研究院理工学系, 講師 (70467447)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワードトポロジー
研究実績の概要

微分可能写像の特異点理論を用いて、高次元結び目、滑らかな高余次元結び目、CR正則埋め込み、、CR正則はめ込み、totally realな埋め込み、totally realなはめ込みなどを含む広い意味の部分多様体の研究を行った。
昨年度まで取り組んでいた研究課題の発展として、粕谷直彦氏(京都産業大学)との研究を継続した。具体的には、5次元多様体から4次元複素空間へのCR正則埋め込み、7次元ホモトピー球面から6次元複素空間へのCR正則埋め込み、3次元多様体から3次元複素空間へのtotally realな埋め込みの具体的記述など多くの問題に対して、端緒的な研究を行った。
滑らかな高余次元結び目、すなわちq>3に対して、n次元球面から(n+q)次元球面への滑らかな埋め込みや微分同相群の研究を強化すべく、渡邉忠之氏(島根大学)を新たに分担者に加えた。具体的には、5次元球面から9次元球面への滑らかな埋め込みのイソトピー類を、与えられた埋め込みの拡張となる埋め込み(Seifert膜)の幾何的な量によって読み取る公式の開発を目指す研究を始めた。この研究は、微分同相群の研究への応用をはっきり念頭に置いており、渡邉忠之氏(島根大学)の提案に基づいている。
4次元多様体から6次元ユークリッド空間への埋め込みおよび3次元球面から6次元球面の滑らかな埋め込みと、GaussのEureka theoremの関係について考え始めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型感染症の猛威により、生活のほとんどの活動が制限されたため。

今後の研究の推進方策

新型感染症の猛威が収まったら、遅れをがんばって取り戻し、最終年度までに計画に追いつく。

次年度使用額が生じた理由

新型感染症の猛威のため、予定していた研究や出張が数多く遂行不能となったため。新型感染症の影響が収まりはじめたら、保留していた出張などを順次再開し少しずつ本来の予定に追いついていく計画である。新型感染症の影響が引き続くようならば、オンラインでの議論を円滑にするための機器購入や計算機環境の整備のための費用を新たに考慮する計画である。

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公開日: 2021-12-27  

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