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2020 年度 実施状況報告書

ノイマン-ポアンカレ作用素のスペクトル解析とプラズモン共鳴現象への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K03655
研究機関愛媛大学

研究代表者

安藤 和典  愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (70774884)

研究分担者 宮西 吉久  大阪大学, 数理・データ科学教育研究センター, 特任講師(常勤) (20740236)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードスペクトル解析 / ノイマン-ポアンカレ作用素
研究実績の概要

ノイマン-ポアンカレ作用素の固有値の分布は領域の形状と密接に関連しているが、領域の形状と固有値の分布の結果については、これまでは対処性のある場合や数値計算を中心にそれほど多くは知られていない。研究分担者である宮西吉久氏(信州大学)と共同研究者であるHyeonbae Kang氏(韓国、仁荷大学)との共同研究で、2次元および3次元において徐々に"細く"あるいは"薄く"なっていく領域境界上のノイマン-ポアンカレ作用素の固有値の分布についての研究を行なった。2次元において"細く"なっていく領域境界、および3次元で"薄く"なっていく領域の場合、固有値が区間[-1/2, 1/2]を全て埋めていくことを示した。3次元で"細く"なっていく領域については部分的な結果を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

リモートでの研究打ち合わせやメールでのやりとりでは、どうしても細部のやりとりがうまくいかない面があったり時間がかかったりする。

今後の研究の推進方策

海外の研究者とも共同で研究を行なっているので、リモート会議やメールでの文書のやり取りを中心に、可能な限り迅速に研究を進める。また、出張が可能な状態となれば対面にて研究打ち合わせを行う。そのため、リモート会議を行うためにコンピュータや通信機器を揃える必要がある。

次年度使用額が生じた理由

大学の方針で、旅費に使う予定の予算が新型コロナ感染症対策により使えなかったため。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] SURFACE LOCALIZATION OF PLASMONS IN THREE DIMENSIONS AND 2 CONVEXITY2021

    • 著者名/発表者名
      KAZUNORI ANDO†, HYEONBAE KANG‡, YOSHIHISA MIYANISHI§, AND TAKASHI NAKAZAWA
    • 雑誌名

      SIAM Journal on Applied Mathematics

      巻: - ページ: -

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Spectral structure of the Neumann--Poincare operator on thin domains in two dimensions2021

    • 著者名/発表者名
      Kazunori Ando, Hyeonbae Kang, Yoshihisa Miyanishi
    • 雑誌名

      Journal d'Analyse Mathematique

      巻: - ページ: -

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] Spectral Structure of the Neumann-Poincare operator on thin domains2021

    • 著者名/発表者名
      Kazunori Ando
    • 学会等名
      Conference on PDEs related to Materials
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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