研究課題/領域番号 |
20K03840
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
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研究機関 | 大阪大学 (2022) 東京理科大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
杉本 貴則 大阪大学, 量子情報・量子生命研究センター, 特任准教授(常勤) (70735662)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 量子スピン / クラスタ / 量子機能性 / 分数化 / トポロジカル状態 |
研究成果の概要 |
本研究課題は,(1)スピン・クラスタを単位として構成される量子スピン系を用いて新たな量子機能性を探索し,(2)その機能性発現に最適な量子系を提案することを目的にした.この目的を達成するため,まず,測定型量子計算の候補状態と挙げられるホールデン状態がクラスタ単位量子スピン系で発現する条件を理論的に整理した.この結果,系の端状態や磁化に対する新たな(準)分数化機構を発見した.この機構を用いることで,より精細な量子センシング技術の開発が期待される.
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自由記述の分野 |
物性物理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,スピン・クラスタにより構成される系を対象にして,次世代ICT技術の核心をなすと期待される量子機能性の新しい候補を探索し,その発現条件の考察を行った.その結果,これまで知られていた量子多体現象であっても,構成の基本要素となる自由度を置き換えることで,異なった形の量子機能性として発現しうることがわかった.このアイデアは,今回の研究対象に限らず,多くの量子多体現象により普遍的に適用できるものであるため,本研究課題で得られた結果は,今後の次世代ICT技術の発展に大きく寄与できるものであると考えられる.
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