ALMA等により取得される多次元データは巨大化の一途をたどっており、2023年時点でファイルあたり300GBを越えるようになってきている。近い将来には1TBも超えることが想定されており、そのような巨大なデータをインターネット経由で利用するための仕組みづくりが急務となっている。本研究ではALMAのデータを複数のサーバに分割配置することにより、必要な空間領域におけるスペクトルデータを高速に抽出しユーザへ提供する機能を開発した。本機能はJVO(http://jvo.nao.ac.jp/portal)におけるALMAデータクイックルックシステム(FITS WebQL)として誰でも利用可能となっている。
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