研究実績の概要 |
本研究は、深部の磁気流体層の運動と表層流体の運動を首尾一貫して取り扱うための数値モデルの構築と、数値計算による流体層同士の相互作用の解明を目的とする。 2021年度は、昨年度から続けてきた既存の磁気流体数値モデルの拡張と改良, すなわち(1)電気伝導度等の深さ方向依存性の組み込み(2)系統的に数値実験を遂行できる様に高速化(3)拡張した磁気流体の数値モデルの上層に中性流体層を配置した結合モデルの構築、の3点を継続しつつ, 既存の計算結果との整合性について検討を行なった. また、これらと並行して「浅い枠組み」による東西流と極渦の生成維維持を調べる数値実験を系統的に行ない, 上記 (3)の結合モデルとの比較を開始した.
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