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2022 年度 実施状況報告書

巨大惑星の表層縞状構造に対する深部流体運動の影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K04050
研究機関北海道情報大学

研究代表者

佐々木 洋平  北海道情報大学, 情報メディア学部, 准教授 (70583459)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード磁気流体力学 / 電気伝導度 / 数値モデル / 惑星固有磁場 / 表層帯状構造 / ダイナモ作用 / 木星型惑星
研究実績の概要

本研究は、深部の磁気流体層の運動と表層流体の運動を首尾一貫して取り扱うための数値モデルの構築と、数値計算による流体層同士の相互作用の解明を目的とする。
2022年度は、昨年度から継続して既存の磁気流体数値モデルの拡張と改良、すなわち (1) 電気伝導度等の深さ方向依存性の組み込み (2) 系統的に数値実験を遂行できる様に高速化 (3) 拡張した磁気流体の数値モデルの上層に中性流体層を配置した結合モデルの構築、の3点を継続しつつ, 既存の計算結果との整合性について検討を行なった。
また、これらと並行して「浅い枠組み」による東西流と極渦の生成維維持を調べる数値実験を系統的に行ない、上記 (3)の結合モデルとの比較を開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、系統だった数値実験を継続して実施し、結果を整理している所である。

今後の研究の推進方策

昨年度までに遂行した線型計算結果の整理・成果報告を進める。また、申請時の計画通りに着手した有限振幅計算についての整理・成果報告を進める。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額の主な原因は、当初の計画で計上していた国際学会への参加旅費がコロナ下において現地開催が無くなった事に起因する。また、当初購入を計画していた幾つかのソフトウェアがベンダーの配布形態の変化から無料となった事も要因の一つである。これらは、すでに逼迫しつつある数値実験用のストレージと解析用の計算機費用として活用する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 木星型惑星大気の高解像長時間積分シミュレーションのための高速球面調和関数変換ライブラリの開発2022

    • 著者名/発表者名
      竹広真一, 佐々木洋平, 石岡圭一
    • 雑誌名

      令和3年度地球シミュレータ利用報告書

      巻: 2021 ページ: I-14-1, I-14-7

    • オープンアクセス
  • [学会発表] Zonal Banded Jets Generated by Thermal Convection in Rapidly Rotating Spherical Shells2022

    • 著者名/発表者名
      Takehiro, S,Sasaki, Y,Ishioka, K,Enomoto, T,Nakajima, K,Hayashi, Y.-Y.
    • 学会等名
      6th Asia-Pacific Conference on Plasma Physics (AAPPS-DPP)
    • 国際学会
  • [学会発表] 高速回転球殻内の熱対流により引き起こされる表面縞状構造への超粘性の影響2022

    • 著者名/発表者名
      佐々木洋平,竹広真一,石岡圭一,榎本剛,中島健介,林祥介
    • 学会等名
      日本流体力学会 年会2022
  • [学会発表] 高速球面調和関数変換ライブラリの開発 -- 木星型惑星大気の高解像長時間積分シミュレーションを目指して --2022

    • 著者名/発表者名
      佐々木 洋平,石岡圭一,竹広真一,榎本剛
    • 学会等名
      JpGU-AGU Joint Meeting 2022

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公開日: 2023-12-25  

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