• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

大地震を模擬した高速ひずみ速度の極低サイクル繰り返し変形による疲労損傷の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K04170
研究機関国立研究開発法人物質・材料研究機構

研究代表者

長島 伸夫  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点, 主幹研究員 (30354252)

研究分担者 吉中 奎貴  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点, 研究員 (00825341)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード極低サイクル疲労 / 鉄系形状記憶合金
研究実績の概要

本年度はFMS合金について、基本的なデータ取得を目的に、室温においてひずみ速度0.5%/sの極低サイクル疲労を実施した。これらの試験結果について、これまで取得した室温、周波数速度0.0625Hz、本ひずみ試験のひずみ速度に換算すると2.5%/sと比較検討した。その結果、ひずみ速度が速い前回の試験では試験中の温度が70℃まで上昇したが、ひずみ速度が遅い今回の試験では試験温度は32℃一定であった。これらの試験中の温度は、疲労試験中の変形組織に大きく影響していることが分かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今季の実験実施によりこれまでの知見との検討がなされた。
これらの結果は、日本材料学会論文集に投稿した。

今後の研究の推進方策

今回の試験で、ひずみ速度の変化により、疲労試験中の変形組織に影響を与えることが明らかとなった。今後はEBDSにより、これらの変形組織について詳細に調査する。
また、試験温度(室温、60℃一定、100℃一定などにより、試験温度と極低サイクル疲労試験中の変形組織について検討する。

次年度使用額が生じた理由

昨年計画していた、赤外線サーモグラフィによる極低サイクル疲労の委託試験を取りやめたため差額が生じた。
今年度は昨年コロナ渦のため、実験の委託を予定していた赤外線サーモグラフィによる試験中の温度変化のリアルタイム計測や、試験温度(室温、60℃一定、100℃)一定などの実験を計画している。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi