三次元測定機(CMM)による計測において,現在主流のマスタ球を用いたプローブ球校正では計測結果にマスタ球の形状誤差が含まれるため高精度化に限界が生じる.本研究の提案手法は,プローブ球校正結果からプローブ球形状誤差成分のみを自律的に抽出するためにZ軸周りに回転可能か基準球を用いたプローブ校正法が開発された.本手法はプローブ校正用基準器の精度に依存しないプローブ校正を実現でき,測定点座標に基づくためプローブの原理や種類に依存しない.そのためマイクロプローブを含めた様々な触覚式プローブへの応用が期待される.
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