本研究では,以下の成果が得られた.(1)CNC工作機械の加減速制御時における各軸の送り速度の数理モデルを構築し,切削経路の各点における切削工具の実送り速度を予測するシステムを開発した.(2)切削工具の実送り速度予測値を基に,切削経路各点における実切削除去量を予測し,切削工具たわみ量と方向を予測するシステムを開発した.(3)切削経路各点における切削工具たわみ量と方向の予測値を基に,切削工具たわみを補正し高精度・高品位加工を実現する加工データを自動生成するシステムを開発した.(4)ブロック処理時間を同定し,同時間を確保できる最短直線長で切削工具経路を構成する工具経路を生成する独自の技術を開発した.
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