作動媒体液にナノオーダーの金属・非金属ナノ粒子を分散させたナノ流体は,熱輸送流体として,提案当初,大きな注目を集め,現在に至るまで世界中で広く研究が繰り広げられている.また,磁性ナノ粒子を分散させた磁気機能性ナノ流体では熱輸送だけでなく,シール技術や生体応用など広く研究が進められている.本研究は外部操作可能な磁性ナノ粒子として,棒状の磁性ナノロッドを利用し,ナノロッドの配向性,位置,回転を制御することで,磁気機能性ナノ流体の特徴の一つである粒子の配向を積極的に利用することで磁気特性の向上,高伝熱促進を目指している.
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