研究実績の概要 |
タンパク質結晶の熱物性値の異方性の有無に関する最初の論文を発表した。 S. Maki*, S. Fujiwara, S. Tanaka, E. Erzalia, M. Kato, K. Higo, Y. Isaka, R. Maekawa, M. Hagiwara, and T. Arata, “Temperature dependence and anisotropic effects in the thermal properties of hen egg-white lysozyme crystals”, Symmetry 12(8), 1279 (13 pages) (September, 2020). さらに、明石高専との共同研究で、非定常短細線加熱法を用いて、測定未知の生体試料(生きた状態の粘菌)の測定に成功し、論文発表した。 S. Maki*, S. Kuroda, S. Fujiwara, S. Tanaka, E. Erzalia, M. Kato, K. Higo, T. Arata, T. Nakagaki, “Thermal conductivity and thermal diffusivity of slime mold (Physarum polycephalum)”, Biomedical Journal of Scientific and Technical Research 31(3), pp. 24140-24145 (October 2020). タンパク質結晶の効果的な磁気浮上を実現するために、岡山理科大と物質・材料研究機構と共同で新しい磁気力ブースターの特許申請を進めている。既に弁理士にも依頼している。また。熱物性値の異方性を測定するための小型容器を独自開発し、今夏に阪大で実験実証を試みる。うまくいけば、これについても特許化を実現する。
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