私たちは,液体窒素温度領域で使用できる超伝導バルクを集積して構成する非接触磁気軸受の実用化のための基礎研究を行っています.今回その目標の中で最も困難な技術的課題の一つである,集積時の機械的接合と磁気的接合を同時に考慮する接合方法についての研究を行ったものです. 本研究の成果としては、磁気軸受組込みに至るまでの単体バルク形状の検討について,その最適化プロセスが明確となり,その検討法を明らかにすることができた.また,収集してきたバルク単体データと,固定治具を使った集積型バルク接合のデータの結果を踏まえたモデルへ至るまでのプロセスも明確とすることができたことである.
|