日本の内閣府が運用する準天頂衛星「みちびき」は、測位メッセージのみならず、測位精度を高める補強メッセージや、災害や危機に関する緊急メッセージをも放送している。この災害・危機管理通報(DCR: disaster and crisis management report)を低消費電力かつ高信頼に移動受信できる方法を研究した。特に、高優先度内容のDCRが放送される期間を予測してその期間のみ受信機をオンにする間欠受信方法を提案し、また、欧州の測位衛星Galileoでの災害情報メッセージの受信方法を検討した。
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