研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通信の大容量化に向けて全光信号処理のための全光論理回路を実現する必要があり、AND,OR,NOR,XORなどいくつか提案されているが、いずれもその構成が大きく異なり、入出力信号強度が異なるため、これらを組み合わせた回路を構成するのは難しいという問題がある。 提案する全光論理回路は、一つの回路で論理演算子を切替可能な機能を有しており、各論理演算に対する特性も均一で、組み合わせ論理回路の設計が容易になり、全光信号処理の実現に向けて大きな意義がある。また、提案回路は位相変調された信号に対するものであり、コヒーレント光通信の全光受信機の実現にも寄与できる可能性がある。
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