サニャック干渉計を用いた磁気光学測定系に標準試料(TGG)用いて小さい磁場を印加してファラデー回転角の測定を行った。短時間であれば0.1 mradまでの変化を測定できるが、磁化曲線測定では10分程度の時間スケールで起きるドリフトのため1 mrad程度のばらつきが発生する。光学系を精査した結果レンズからの残留反射光がビーム本芯と干渉を起こしていることが問題であると判明した。光路長が変動するために干渉が不安定となり、これがメインの信号に重畳されて時間的にドリフトするノイズを発生させる。通常のLD光源ではなくコヒーレンス長が短いSuper Luminescent Diodeを使う必要がある。
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