研究課題/領域番号 |
20K04510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
西野 敦洋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (40415724)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 力学量計測 / トルク / 超精密計測 / 電磁力 / 回転速度 / キッブルバランス |
研究成果の概要 |
本研究課題では、信頼性の高い回転トルク計測技術を確立することが目的である。まず、先行研究で開発した電磁力によるトルク発生装置を基に、磁気回路側及び矩形コイル側(回転式トルク変換器を含む)の両方が、同期して回転することができる回転式トルク発生装置を開発した。また、仮想軸を参照することで異なる2つの軸の回転速度を同期させることができる制御システムや、電圧・カウンタ等の同時計測システムを構築した。さらに、中空シャフトを採用した新しいトルク変換器の開発も行った。これらの成果により、回転速度の変化が回転式トルク変換器のトルク計測に及ぼす影響を評価するための準備を進めることができた。
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自由記述の分野 |
計測工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、より信頼性の高い回転トルク計測技術の確立に寄与する。回転トルク計測技術は、IT機器や自動車など、様々な分野で使用されているモータの性能評価において極めて重要である。そのため、信頼性の高い回転トルク計測技術の確立は、モータの高度化に貢献することが期待できる。本研究の学術的意義は、回転速度の変化がトルク計測に及ぼす影響の解明につながり、モータの動作特性や効率に関する新たな知見が得られ、モータの設計や制御の最適化に役立つことが期待できる。また、社会的意義としては、高効率なモータの実現により、エネルギー効率の向上や環境への負荷低減など、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となる。
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