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2022 年度 研究成果報告書

多様な化合物ナノシート束の造り分け技術の確立とエネルギーデバイスへの応用

研究課題

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研究課題/領域番号 20K04560
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分21050:電気電子材料工学関連
研究機関静岡大学

研究代表者

立岡 浩一  静岡大学, 工学部, 教授 (40197380)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードシリサイド / 化学気相成長法 / 結晶成長 / ナノシート / ナノ構造制御 / テンプレート法 / 熱電特性
研究成果の概要

ナノシートの積層構造からなるナノシート束を作製し,多様な化合物からなる新規のナノシート束を作製するプロセスを開発した.CaSi2粉末及びSi基板上に成長させたCaSi2マイクロウォールをテンプレートとしてMgCl2/Mg雰囲気下にて熱処理を施すことによりMg2Siナノシート束を作製した.またMg融液・溶融塩を用いたMg2Siのナノシート束の作製方法を開発し,Mg2Siナノシート束の品質向上を行った.さらに溶融塩を用いる方法によりMnSi1.7ナノシート束の品質向上を行った.他にCrSi2ナノロッド/Siナノシート複合体,Sr(Ca)-Si系化合物ナノフレイク,MgO系ナノフレイクを作製した.

自由記述の分野

電気電子材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来のSiナノシート束の作製時において異種原子を添加する事により化合物ナノシート束を作製できた事,層状の結晶であるMgCl2より層状のMg(OH)2を介して積層したMgOナノフレークを作製出来た事,さらにフレーク状の副産物を伴いSr(Ca)-Si系化合物ナノフレークを作製できた事より,さらに様々なバラエティーに富んだナノシート束を作製出来る事が期待できる.また溶融金属・溶融塩を用いた合成が粉末材料においても有効である事が示された事は,粉末材料を作製する新たな結晶成長方法として発展が期待できる.さらに作製したシリサイドナノシート束は熱電発電に有効と期待できる.

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公開日: 2024-01-30  

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