エナジーハーベスティング向けのDC-DCコンバータを開発した。DC-DCコンバータは降圧、昇降圧、昇圧の3つの動作状態を持ち、広い入力出力電圧範囲を有する。主たる電流経路にスイッチが1個のみ存在するため高効率を有する。高効率化に資する制御回路およびその補助電源も提案している。電圧制御方式では、新たな制御回路により出力電圧の過渡変動を抑制し、発振を防いでいる。ヒステリシス制御方式では、誤差増幅器を不要とし、スイッチの駆動電圧を最適化することで効率を改善している。いずれの制御方式においても発電電力が低下した際にはスイッチを遮断することで発電素子とDC-DCコンバータを切り離し間欠動作が可能である。
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