都市環境気候図に関しては、金沢市中心市街地を対象に、実測と実務者との意見交換を重ね、環境シミュレーション評価と費用対効果を含めた計画指針図を作成したこと、さらにタクティカルアーバニズムの提案のみならず、通行人への意識調査を含めた街なかでの散水実験を行なったこと等に学術的・社会的意義がある。デジタル環境カルテに関しては、敷地調査で活用できる教材を作成したこと、さらに建築設計における気候分析・ボリューム検討・室内環境評価の一連の手順書作成とそれらを用いた授業を行なったこと等に学術的・社会的意義がある。
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