| 研究課題/領域番号 |
20K04856
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| 研究機関 | 東京都市大学 |
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研究代表者 |
坂井 文 東京都市大学, 都市生活学部, 教授 (80401701)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 公民連携 / 公共性 / マネジメント / 地域連携 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は、都市開発によって創出された民有の公的空間の民間管理のあり方について議論するために、特に英米で展開されている、民有公的空間の公共性の議論の動向、民間による持続可能な民間管理に向けた仕組みや、行政による民間管理の状況把握や関与の模索について明らかにし、わが国における萌芽的な取組みを把握したうえで、今後の展開について議論することを目的としている。
英国においては、2000年代後半から活発化している都市開発にともない、民間による公的空間の整備と管理運営が急速に広まっている一方で、その公共性の担保についての議論もあり、自治体の都市計画行政を通した民間管理への関与の模索が行われている。米国においては、1960年代の都市開発の建替え更新期にあり、公的空間の更新がすすむと同時に、これまでの民間による公的空間の管理不全の実態把握を踏まえ、行政による公的空間の民間管理への指導の方策が確立されてきた。
当該年度は、計画では英国の特にイギリスにおける、都市開発によって創出された民有の公的空間の管理運営について文献調査したのち、現地におけるヒアリング調査及びケーススタディを行う予定であった。新型コロナウイルス感染症拡大のために、世界規模で人流が制限され、研究期間においても海外調査が認められず、本年度は文献調査を行った。その結果、イギリスにおける都市開発によって創出された民有公的空間の基礎情報を整理し、ケーススタディの対象選定を行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大のために世界規模で人流の制限があり、また研究機関においても海外調査は認められず、当初予定していた現地調査を遂行することはできなかった。
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| 今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症拡大、及び、ワクチン接種の進行状況を見極めながら、英国の現地調査を行う。調査の内容としては、イギリスの特にロンドンにおける都市開発によって創出された民有公的空間の基礎調査の結果から抽出したケーススタディを対象に、民間による持続可能な民間管理に向けた仕組みや、行政による民間管理の状況把握や関与の手法の模索について、現地調査が可能となった際にはヒアリング及び現地調査を通して明らかにする。同時に、英国において2000年代から活発になっている都市開発にともなう、その公共性の担保の議論等について文献調査を進める。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
2020年度に予定していた現地調査は、新型コロナウイルス感染症拡大のために実施できず、次年度使用額が生じた。
次年度は、新型コロナウイルス感染症拡大、及び、ワクチン接種の進行状況を見極めながら、英国の現地調査を予定している。特にロンドンにおける都市開発によって創出された民有公的空間について、民間による持続可能な管理に向けた仕組みや、行政による民間管理の状況把握や関与の手法について現地におけるヒアリング調査とケーススタディーを行う予定である。
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