研究課題/領域番号 |
20K04912
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
伊藤 喜彦 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (40727187)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 西方イスラーム建築 / マグリブ / スペイン / モスク / 中世 |
研究実績の概要 |
新型コロナウィルスの感染拡大のため、予定されていた現地調査は全て取りやめとなった。主に既往研究の渉猟と整理を中心とした基礎調査を行った。とくに、イベリア半島とマグリブの関係性から、後ウマイヤ朝、ムワッヒド朝、ナスル朝、マリーン朝、ファーティマ朝、アグラブ朝、マムルーク朝の各時代・地域におけるイスラーム建築を、古代末期の遺産、イスラーム圏内の建築言語の共有と相互の需要、イベリア半島キリスト教圏や地中海島嶼部とのパラレリズムに着目して整理を進めている。工法の観点からは木造天井、ヴォールト、ドームの使用の有無とその材料・工法に主に着目している。Jonathan M. Bloomの近著Architecture of the Islamic Westのほか、西方イスラーム建築に関する既往研究の成果をまとめているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスの感染拡大によって現地調査の予定がすべてキャンセルとなり、今後の予定も立っていないため
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今後の研究の推進方策 |
感染状況が読めない中、既往研究の成果を横断的に用いて新たな視座を見出し、学会発表を行い、その後の査読論文等への道筋を立てる。現在のところ、イベリア半島のイスラーム建築遺産について学会発表を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルスの感染拡大
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