液体用ポンプとしての利用を想定したテスラターボマシンの理論解析,CFD解析,実験を行った.最初にCFD解析と理論解析の結果を比較しつつ設計パラメタの検討を行い,ロータの設計指針を得た.次に,ポンプとしての効率改善を目的として,笠形ディスクのアイデアを新たに提案し,その設計指針と効率改善効果を検討した.その結果,特に高流量時に大きな効率改善が得られることを確認した. さらに,得られた設計指針に基づいて実験装置を新たに製作した.実験の結果,装置全体で最大約22%の圧縮効率及び,PIVを用いたディフューザースクロール内部の2次元流速場可視化計測を達成した.
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