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2022 年度 実績報告書

浮体型波力発電装置のハイブリッド発電シミュレーションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K04942
研究機関佐賀大学

研究代表者

今井 康貴  佐賀大学, 海洋エネルギー研究所, 准教授 (90284231)

研究分担者 永田 修一  佐賀大学, 海洋エネルギー研究センター, 特任教授 (30404205)
石田 茂資  佐賀大学, 海洋エネルギー研究センター, 教授 (30360712)
村上 天元  佐賀大学, 海洋エネルギー研究センター, 准教授 (90611278)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード波力発電 / 振動水柱 / BBDB / OWC
研究実績の概要

BBDBを用いて,小さい波エネルギーにおいても発電可能なクロスフロータービン発電システムを製作し,水槽実験で発電性能を評価した.以下を明らかにした.
①タービン単体の動力変換性能:直線翼と円弧翼をもつクロスフロー風車3種類の定常流中における動力変換性能を調べた.円弧翼が最も効率が良かった.円弧翼と直線翼では動力変換効率の最高値はほぼ同じであるが,円弧翼は直線翼より高効率となる流速帯域が大きいことを示した.
②発電機性能:発電機の外部抵抗は,内部抵抗に近いほど発電電力が得られる.今回使用した発電機の内部抵抗は約100Ωであった.外部抵抗を変えて発電機単体の発電試験を行い,今回の水槽実験条件においては1kΩを採用した.
③整流ダイオード性能: 外部抵抗の値が内部抵抗の値に近くなるほど,整流前の値に近いデータを得た.本実験で使用した外部抵抗1kΩでは約25%まで電圧が降下した.今後,整流ダイオードを検討する.
④発電実験:直径30cm, 45cm, 60cmの円弧翼タービンとBBDBを組み合わせて発電実験を実施した.直径450mmタービン,入射波波長λ/全長L=3.0の場合に,最大発電効率14%を得た.また,ハブがあると,ハブ無しの場合と比較して,発電効率が25%することを示した.発電効率向上にはタービン下流側の空気流れが重要であることを明らかにした.今回クロスフロー風車は翼枚数を12枚に固定したが,あくまでも風車としてクロスフローを使用するときの最適翼枚数のため,今後翼枚数を変化させて検討する必要がある.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 波力発電を用いた沿岸漁業向け監視システムの開発2023

    • 著者名/発表者名
      今井康貴
    • 学会等名
      第29回海洋工学シンポジウム
  • [学会発表] ESP32を用いた海洋データ通信システムの開発2023

    • 著者名/発表者名
      今井康貴
    • 学会等名
      第29回海洋工学シンポジウム
  • [学会発表] SURVEY OF WAVE RESOURCE CHARACTERISTICS IN THE NORTHERN PART OF KYUSHU ISLAND2022

    • 著者名/発表者名
      yasutaka imai
    • 学会等名
      Grand Renewable 2022

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公開日: 2023-12-25  

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