本研究では以下の学術的独自性と創造性に基づき研究を行った。 (a) 円形平面アンテナを基本に、2軸(x, y 軸)の長さに違いを設け、中心周波数の近傍の2周波数に縮退分離させることにより、小型平面アンテナでの円偏波の送信を可能とした。(b) 円偏波帯域の拡大のため、平面アンテナを3エレメント構成とし、また、小型化・ 高信頼化のため給電方法は一点給電とした。(c) アンテナの中心導体(feed element)として円形ディスクの両端を直線状切り欠くことにより、高利得および軸比帯域の一層の広帯域化を実現できた。
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