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2022 年度 実施状況報告書

臨床検査室の品質と能力を確保する実践的な質マネジメントシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K04969
研究機関拓殖大学

研究代表者

佐野 雅隆  拓殖大学, 商学部, 准教授 (50580221)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード臨床検査室 / 質マネジメント / 監査
研究実績の概要

ISO 15189の認定取得済みである飯塚病院での質マネジメント活動を調査し、一部の部門で取得し検査部全体に拡大を目指している川口市立医療センターを含めた4病院で研究を進めている。
課題I 特性要因図については専門家の協力を元にして作成を進めている。これを元にして、日常管理を具体的に推進する準備ができている。また、その作成方法について論文としてまとめ、投稿中である。とくに、特性要因図の実際の作成にあたっては、測定機器の差が大きいことから、本研究で抽出した基本形をもとに機器や試薬の違い等、個別施設の事情を反映することで効果的な特性要因図を作成する必要性が示唆された。また、ISO 15189の改訂が行われたため、その変更内容について本課題の視点から整理をしているところである。受審対応という視点と、ISO9001やAnnex SLの視点でも分析することで、新たな課題の整理ができた。当初より、規格の中では特性要因図の作成が必須ということではなかったが、項目SOPの位置づけが変更されたことによって、本研究の最終的な整理については検討が必要なことを把握した。
課題II 監査の視点について、適用した結果を整理している。上記と同様に、規格の変更点を反映し、よりよい監査の方法論の開発につなげる。また、実地での監査、監査結果の分析準備を進めることができた。昨年度の進捗の遅れを挽回するには至らなかったため、次年度に延長することとし、研究計画の見直しを実施した。さらに、学会発表等の計画を立てて、今後の研究課題の発掘、研究内容の精緻化を図ることとした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度の遅れを挽回するには至っていないが、計画通りに進めることができた。

今後の研究の推進方策

次年度への延長を前提に推進してきたため、当初の計画に遅滞してスケジュールを変更したうえで推進していく。

次年度使用額が生じた理由

海外の学会がオンライン開催になったため。次年度は開催予定であること、また通信機器の購入によって、議論手段を確保する計画である。

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公開日: 2023-12-25  

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