• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実績報告書

臨床検査室の品質と能力を確保する実践的な質マネジメントシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K04969
研究機関拓殖大学

研究代表者

佐野 雅隆  拓殖大学, 商学部, 准教授 (50580221)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード臨床検査室 / 質マネジメント / 監査
研究実績の概要

ISO 15189の認定取得済みである飯塚病院での質マネジメント活動を調査し、一部の部門で取得し検査部全体に拡大を目指している川口市立医療センターを含めた4病院で研究を進めた。
課題I 特性要因図については専門家の協力を元にして作成を進めた。これを元にして、日常管理を具体的に推進する準備をすることができた。また、その作成方法について発表した。論文としてまとめ、投稿した。InnovationandSupplyChainManagement, Vol.17, No.3に掲載された。この研究の中では、とくに、特性要因図の実際の作成にあたって測定機器の差が大きいことから、本研究で抽出した基本形をもとに機器や試薬の違い等、個別施設の事情を反映することで効果的な特性要因図を作成する必要性が示唆された。また、ISO 15189の改訂が行われたため、その変更内容について本課題の視点から整理をした。受審対応という視点と、ISO9001やAnnex SLの視点でも分析することで、新たな課題の整理ができた。当初より、規格の中では特性要因図の作成が必須ということではなかったが、項目SOPの位置づけが変更されたことによって、本研究の最終的な整理のインプットとすることができた。課題II 監査の視点について、適用した結果を整理し、適用の準備をすすめた。上記と同様に、規格の変更点を反映し、よりよい監査の方法論とする。また、実地での監査、監査結果の分析準備を進めることができた。延長にも関わらず、進捗の遅れが残ってしまったが、監査の視点を整理することができたため、今後検証を進めていく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] ACase Study on the Method of the Development of Ishikawa Diagram for the Quality and Competence in Clinical Laboratory2023

    • 著者名/発表者名
      SANO Masataka
    • 雑誌名

      InnovationandSupplyChainManagement, Vol.17, No.3,

      巻: 17 ページ: 121-125

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Effectiveness of Changing the Class of Molecularly Targeted Agent after Disease Progression during Initial Molecularly Targeted Therapy for Luminal Advanced/Metastatic Breast Cancer2023

    • 著者名/発表者名
      Satoko Nakano, Akemi Mibu, Shunsuke Kato, Shigeo Yamaguchi, Yuna Suzuki, Kaoru Tanimura, Masataka Sano
    • 雑誌名

      Journal of Nippon Medical School

      巻: 90 ページ: 179-185

    • DOI

      10.1272/jnms.JNMS.2023_90-205

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] これからはPOAMです POAM開発の経緯とねらい,質マネジメントの考え方2023

    • 著者名/発表者名
      棟近雅彦,佐野雅隆
    • 雑誌名

      病院安全教育

      巻: 10 ページ: 4-8

  • [学会発表] 統計的品質管理(SQC)の重要性とそのインドにおける実践事例2023

    • 著者名/発表者名
      佐野雅隆
    • 学会等名
      日本経営数学会
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi