研究課題/領域番号 |
20K04984
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤本 昌志 神戸大学, 海事科学研究科附属練習船海神丸, 教授 (70314515)
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研究分担者 |
西村 知久 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター), 国際海洋政策研究センター, 教授 (30559240)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 海難 / 無難に航過する / 衝突のおそれ / 新たな衝突のおそれ |
研究実績の概要 |
今年度については、昨年度に作成した操船シミュレータのシナリオを用いて、現役の海技従事者(水先人10名、外航船船長等10名、計20名)を被験者として、各人に4シナリオの実験7月、8月、10月、11月にかけて実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルスの蔓延防止措置等の発令により、操船シミュレータ実験の日程を当初よりも後ろにせざるをえなかったが、夏前と秋後半でなんとか実施することができ、データを取得することができた。
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今後の研究の推進方策 |
操船シミュレータ実験から得られたデータを解析し、「船舶運航者の安全間隔」、「無難」に航過する」、「新たな衝突のおそれ」等について、海上衝突予防法が船舶衝突事故の防止としての有効な機能するように海難審判の裁決又は運輸安全委員会の事故報告書の内容と船舶運航者の意識の乖離について検討を進め、その乖離を解消するための法を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
外航船社の被験者について、「学術研究に協力するものであり、謝金等について不要である」との申し出あり、謝金等が大幅に減少することなったので、操船シミュレータの実験を増やすことができた。
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