研究実績の概要 |
本年度はまず従来の遺伝的プログラミングを用いた手法を改良した手法についてシステム制御情報学会研究発表講演会にて発表を行った.その上で,本研究課題をまとめる上でコロナ禍によって実現ができていなかった研究課題に密接に関係する国内学会(日本経営工学会)及び国際学会(スケジューリング国際シンポジウム2023, ICPR2023(27th International Conference on Production Research), APIEMS2023(23rd Asia Pacific Industrial Engineering and Management System Conference), SMC2023(2023 International IEEE Conference on Systems, Man, and Cybernetics))に対面参加し,スケジューリング国際シンポジウムを除く国際学会では研究発表も行った.これらの学会に対面参加することによって非常に幅広い分野の研究者と意見交換を行うと同時に情報収集を行う事もできた. 更に,最終目標であるディスパッチングルールのルール分析を行う事ができた.ルール分析については日本経営工学会で発表した内容をバージョンアップしたものを国際学会(SMC2023)で発表し,詳細な考察を加えたものを論文誌に投稿した.相関分析を用いたルール分析について,得られたルールは従来のディスパッチングルールであるFCFSとEDDと似たルールが得られ,更にそれに加えてこれまでにない新たなルールも得ることができた.このことから従来の単一のディスパッチングルールと比較し,評価値が良くなったこととの関係性が明らかになった.
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