局所的に破壊したポーラスアルミニウム製大型構造部材を交換せずに継続的に利用するために,局所的破壊箇所を補修する必要がある.局所的破壊箇所を補修する技術として発泡補修が提案されているが,ポーラスアルミニウム製大型構造部材全体を高温に加熱する必要があるため,消費電力が大きくなり,補修コストが高くなる.本研究では,より安価に補修するために,フィラーを局所的に加熱することにより,発泡補修が可能か調べた.浅い欠陥であれば,発泡補修することで,欠陥がある場合に比べ部材強度を上昇させることが可能なことが明らかになった.これにより,これまでより安価にポーラスアルミニウム製大型構造部材の補修が可能になった.
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