本研究は,これまでに研究代表者が独自に開発してきた,液中プラズマCVDダイヤモンド形成プロセスを利用し,ダイヤモンドを高速形成させることである。液中プラズマCVD法は,研究代表者が発明したもので,現在プラズマ・材料関係の学会でも,研究されはじめてきており,他の研究者もナノ材料の合成などにとりかかっているが,当方のダイヤモンド結晶のようなバルク物質の高速形成に成功した例は無い。研究代表者は,液中プラズマCVD法の先駆的研究者であり,装置技術は世界で最も進んでいる。したがって,本研究により得られる結果は,すべて,後進の研究者・技術者の目標となるものであるから,学術的にも産業的にも非常に意義が高い。
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