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2022 年度 研究成果報告書

ゲノム操作技術によりデザイン化した微細藻類スマートグリーンセルファクトリーの創製

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05233
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
研究機関九州大学

研究代表者

河邉 佳典  九州大学, 工学研究院, 准教授 (30448401)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード微細藻類 / クラスミドモナス / Cre/loxP / 人工遺伝子発現システム / 人工転写因子 / 人工遺伝子回路 / ゲノム操作 / CRISPR転写活性化システム
研究成果の概要

近年微細藻類は、カーボンニュートラル社会実現に向けたバイオエコノミーのための宿主細胞として大変注目が集まっている。目的に合わせて的確にデザインするゲノム・遺伝子改変操作技術を用いることができれば、目的有用物質の生産性向上が期待できる。本研究では、外来遺伝子を安定的に高発現可能な遺伝子改変微細藻類(クラミドモナス)細胞株を開発できた。また、クラミドモナスにおけるさらなる高発現システムの開発を目的に、人工遺伝子発現システムの構築を行った。微細藻類に適した人工転写因子を開発することができ、それに合わせた人工合成プロモーターを見出した。

自由記述の分野

生物化学工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

有用遺伝子の高安定・高発現かつ再組込み可能な細胞株の開発に成功した。同細胞はクラミドモナスリソースセンター(米国ミネソタ大学)に寄託ずみ(#CC-5888)であり、今後幅広い使用が期待される。ゲノム改変が容易なCre-loxPシステムを用いた遺伝子導入ならびに外来遺伝子の安定発現が示されたことで、より複雑な遺伝子発現系をゲノムDNA上で設計可能であることを示している。また、人工遺伝子発現システムが開発できた。これらのことから、合成生物学的手法をベースとするゲノム工学に必要な操作ツール基盤を着実に整備できたため、これまで微細藻類では難しかったデザイナー細胞開発の足がかりになると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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