• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

分子間架橋酵素電極による生体内微量D-アミノ酸の高感度・高選択的定量技術

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K05292
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分28050:ナノマイクロシステム関連
研究機関東海大学

研究代表者

山口 浩  東海大学, 農学部, 教授 (00466236)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードD-アミノ酸 / 固定化酵素 / D-アミノ酸酸化酵素 / 酵素電極 / 生体分子検出 / 比色反応
研究成果の概要

近年、様々な遊離D-アミノ酸が生体内に存在し、L-アミノ酸とは異なる生理機能が見出されている。しかし、D-アミノ酸は生体内含有量がL-アミノ酸と比較して低い為、定量分析には課題があり、生理的役割はいまだ明らかになっていない。本研究では、申請者らの分子間架橋技術を発展させ、(1)高感度(2)高選択性(3)再利用が可能および(4)安価な酵素電極の開発し、この酵素電極を用いたバイオセンサーを作製し、生体内微量遊離D-アミノ酸の高感度・高選択的で安価な定量分析技術の確立を目的とした。

自由記述の分野

タンパク質・ペプチド化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、D-アミノ酸が統合失調症や慢性腎障害などの疾患バイオマーカーとして、D-アミノ酸酸化酵素による老化関連疾患との関係が報告され、注目されている。しかし脳内のD-セリン以外のD-アミノ酸は生体内含量がL-アミノ酸と比較して低い。従来の定量分析では多段回操作による精製が必要であること、高価な分析機器が必要であることなどの理由から、D-アミノ酸の生理的役割には未解明の部分が多く残されている。その為、申請者らの酵素固定化技術を発展させ酵素電極を作製し、電気化学的手法と組み合わせることで、生体内微量D-アミノ酸の定量分析が高感度かつ安価に行えれば、その生理的役割に関する研究が進展すると考える。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi