本研究は、温度や湿度等の外乱の影響を受けないロバストな嗅覚センサシステムを構築することを目的としている。本研究では、ニオイを検知するためのセンサプラットフォームとして膜型表面応力センサ(Membrane-type Surface stress Sensor, MSS)を用いた測定系を組み、ハード・ソフトの両面からのアプローチによりロバストな嗅覚センサシステムの構築を行った。研究期間中、インフォマティクスを活用することにより測定法・解析法の最適化を行い、さらに外乱の影響を排除できる新規測定法の開発を行った。
|