研究課題
基盤研究(C)
光波の計測や制御は,ライフサイエンス,材料科学,エンターテインメント等,幅広い分野の基盤技術として長く研究され,様々な手法が開発されている.しかし,光学系のコストとイメージング性能のトレードオフが課題である.本研究では,深層学習に代表される近年発展が目覚ましい情報科学技術を積極的に利用し,光波イメージングの高機能化・低コスト化のための変調素子を開発した.具体的には,新規機能を持つホログラフィックディスプレイ,光波顕微鏡,広視野イメージング用回折光学素子,散乱イメージングに関して取り組んだ.
情報光学
本研究では,情報科学技術を積極導入することで,光波の計測や制御の高機能化や低コスト化を図った.具体的には,汎用スクリーンデバイスを用いたホログラフィック三次元ディスプレイ,市販顕微鏡を用いた光波顕微鏡,広視野イメージング用の回折光学素子設設計,簡易かつ非侵襲なセットアップによる散乱イメージングが挙げられる.これらは幅広い分野に寄与する成果であり,いずれも国際学術誌および国際学会にて報告済みである.