軌道角運動量(OAM)を持つ光波であるラゲールガウス(LG)ビームは様々な分野への応用が期待されている。LGビームはOAMに対応する方位角モードと、それとは別の自由度として動径モードを有する。本研究では幾何学的変換を利用してLGビームの方位角モードと動径モードのモード変換技術を確立することを目的とした。研究成果として方位各モードの逓倍・分周変換の生成精度を実験的に評価し、動径モード変換については当初予定していた幾何学変換による実現はできなかったものの昇降演算子を利用した新たな手法を提案してシミュレーションによりその実効性を確認した。
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