研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、固体触媒により『低環境負荷』でN2を活性化して有価物を製造する『新たなN2循環技術を開発』することを目的とする。これまで分子触媒については、N2活性化の報告例は多いが、いずれも『NH3合成』を目的としている[Eur. J. Inorg. Chem., 1337, 2018.等]。一方、固体触媒については、Feや担持Ru触媒によるN2からのNH3合成の研究報告例がある[Nat. Chem. 4, 934, 2012等]。しかし、特殊反応場を活用した『N2活性化』と『有価物合成』の報告例は世界にないため、本研究は独自性・創造性を有する。
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