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2023 年度 研究成果報告書

ブロック共重合体と金属コイルの複合によるスーパーレンズの基礎技術の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05603
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分35010:高分子化学関連
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

岡本 茂  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50262944)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードブロック共重合体 / ミクロ相分離構造 / 光学材料
研究成果の概要

我々がこれまでにブロック共重合体の自己組織化構造を利用して3次元メタマテリアルの創製を試みた。鋳型となるホストブロックコポリマーとして、有効な構造を有するブロック共重合体の作製に成功し、そのミクロ ドメイン成分の選択的分解にも成功した。さらに、構成するブロック鎖の分率を変化させて複数の試料の合成に成功し、ナノマテリアルのホスト構造を発現する領域を調査し相図の作成を実施した。3次元構造は平衡構造が得難い。そこでモデルとして同じく3次元のジャイロイド構造の温度変化にともなう構造変化を観察し、連続的な構造変化を起こすことは困難で、古い構造が消失し、新しい構造が形成(核形成・成長)することが判明した。

自由記述の分野

高分子物理化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

メタマテリアルは1990年台から活発に議論され、理論的には可能とされている。実際、テラヘルツ波や赤外領域においては一部実現されている。しかしながら、可視光領域ではまだ実現されていないが、可能となれば世界初の物質となる。また、その物質を用いたレンズは可視光を用いて原子レベルの構造を観察することを可能とする。これは画期的であり、電子顕微鏡に変わる技術となりうる。

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公開日: 2025-01-30  

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