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2022 年度 研究成果報告書

生理活性多糖のミミックをめざした硫酸化交互配列グライコポリマーの精密合成

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05605
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分35010:高分子化学関連
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

箕田 雅彦  京都工芸繊維大学, 分子化学系, 教授 (30229786)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード交互配列ポリマー / グライコポリマー / 硫酸化グライコポリマー / RAFT共重合 / グリコサミノグリカンミミック / コンドロイチン硫酸ミミック / 細胞毒性評価
研究成果の概要

生理活性多糖グリコサミノグリカン(GAG)のミミックとなる交互配列グライコポリマーを精密合成した。アルキン担持ビニルエーテル(VE)類とマレイミド類から前駆体交互共重合体を合成し、2種のアジ化糖との段階的ポストクリック反応で交互配列グライコポリマーを得る合成法を開拓した。例として、6位硫酸化N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)を持つGAGミミック、4位、6位硫酸化GlcNAcを持つGAGミミック、非天然型の3位、4位、6位硫酸化GlcNAc担持型交互配列グライコポリマーを合成した。また、スチレン単位を持つ類縁体も合成した。得られたGAGミミックポリマーが細胞毒性を持たないことを示した。

自由記述の分野

高分子合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

交互配列ポリマーゆえの機能発現を実証するには、交互配列構造を精密制御すると共に、機能発現に最適な機能基の選択が重要となる。生体機能と関係を持つ天然生理活性多糖であるグリコサミノグリカンは構成単糖が交互配列した構造が特徴であるため、そのミミックとなる交互配列グライコポリマーは、交互配列構造と機能発現との相関を検証するのに最適である。よって、それらの精密合成は学術的に意義を有し、さらに生理活性機能等の発現が達成されれば、有用物質として社会的にも意義深く、応用面での波及効果が期待される。本研究では、硫酸化交互配列グライコポリマーの系統的合成に成功し、バイオメディカル分野等での利用が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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