研究成果の概要 |
高効率発光や円偏光発光などを示す機能性発光材料の開発を目指して、共役系を工夫した新しい発光性化合物の合成を行った。三次元構造を有する9,9’-ビアントラセン化合物の周辺部にジフェニルアミノフェニル基を導入した化合物が、光学分割可能な発光材料となることを見出している。フェナントレンの1,3,6,8-位を修飾したX型の共役構造を持つ化合物を合成し、青色発光材料として利用できることを見出した。大きな共役系を導入したホスファ[7]ヘリセンの合成に成功した。フタルイミドユニットに共役ユニットを導入した化合物の光物性探索を行い、光に敏感な半導体が得られることを明らかにした。
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