シアノバクテリアSynechocystis sp. PCC 6803のもつ巨大プラスミド(pSYSM、pSYSX、pSYSA、pSYSG)に着目し、これらのDNA複製機構について解析するとともに、シアノバクテリアで利用可能なベクター系の開発に取り組んだ。 Synechocystis 6803のゲノム情報を再整備すると共にpSYSAのRep(CyRepA1)を同定し、CyRepA1を欠損がpSYSAと染色体との融合を引き起こすことを報告した。さらにCyRepA1のホモログ、CyRepA2をSynecyocystisプラスミドの中から新たに見出し、これを用いた広宿主域ベクターpYSを新規に構築した。
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