研究課題
硫酸化は、一般的に標的化合物の代謝および不活性化に関与すると考えられてきたが、個々の化合物におけるその程度は不明であった。本研究では、解熱鎮痛薬であるアセトアミノフェン(APAP)の硫酸体であるAPAPSを合成し、その抗酸化活性を親化合物であるAPAPと比較した。その結果、APAPSの抗酸化活性がAPAPよりも低いものの、APAPの類似化合物であるp-アミノフェノールとその硫酸体は同等の活性を持つことが明らかとなった。以上より、硫酸化が必ずしも標的化合物の不活性化を導くと限らないことが示された。
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東海大学先進生命科学研究所紀要
巻: 8 ページ: 5-10
https://sites.google.com/view/shokuki2525
https://www.u-tokai.ac.jp/news-campus/663206/