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2022 年度 研究成果報告書

介護食用レトルトパウチ入り食品の内容物の硬さと封液粘度の未開封・非破壊・全数計測

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05908
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

羽倉 義雄  広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (50237913)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード2次元応力センサー / 硬さ測定 / パウチ封入食品 / 未開封計測
研究成果の概要

材料試験機の下部ステージに2次元応力センサーを取り付け、微小変位下のパウチ全面の応力分布の変化を測定した。得られた応力と歪から、食材内の微小部位ごとのヤング率を算出した。パウチを開封し、プランジャー突き刺し試験により、パウチ内容物の微小部位ごとの硬さを測定した。パウチ内容物の応力-歪み曲線の初期の傾き(ヤング率)は、食材の硬さと良好な相関関係があった。2次元応力センサーを用いることにより、パウチ内に密封された複数の食材の物性や食材内の局所的な硬さの違いを計測することが可能になった。

自由記述の分野

食品工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

レトルトタイプの介護食は、常温で長期保存が可能であり、家庭での食事の提供には有効であるが、被介護者の嚥下・咀嚼能力への対応は不十分である。現在のレトルト介護食は、4段階程度の区分しかなく、被介護者の嚥下・咀嚼能力に応じた「硬さ」を持つ詳細な区分の食品の提供はできていない。本研究では、介護食としてのレトルトパウチ食品について、パウチ内の食材の硬さを容器外から非破壊的に全数測定する新たな計測技術を確立した。これにより、パウチ入り介護食の未開封・非破壊による物性計測に可能にし、超高齢社会が抱える問題への対応の一つの提案を行った。

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公開日: 2024-01-30  

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