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2023 年度 研究成果報告書

ナタネゲノムの遺伝的分類に基づく種内交雑親和性の評価

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05980
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

津田 麻衣  筑波大学, 生命環境系, 助教 (20767511)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード遺伝子組換えナタネ / 遺伝子浸透 / 交雑親和性 / ゲノム
研究成果の概要

遺伝子組換えナタネは、国内で自生個体が確認され、国内に存在するナタネとは同種であるため交雑して自然環境に導入遺伝子が遺伝子浸透する可能性がある。しかし、国内の港湾周囲における植生調査では、10年以上遺伝子浸透は確認されていない。そこで、国内自生ナタネと組換えナタネ間の交雑親和性に、核およびオルガネラのゲノムタイプとその組合わせの関連を明らかにするため、ゲノムタイプ解析、交雑親和性調査を行った。核・オルガネラゲノムの多型解析によりそれぞれ複数のゲノムタイプに分類された。また、遺伝的背景が異なるナタネ間は交雑親和性が低かった。今後はゲノムタイプとその組み合わせ、交雑親和性の関連を明らかにする。

自由記述の分野

遺伝育種学

研究成果の学術的意義や社会的意義

零れ落ちた遺伝子組換えナタネから日本に自生するナタネやその近縁種への遺伝子浸透の可能性の有無は、遺伝子組換えナタネが国内に輸入されるようになってから長く議論されている。植生調査では遺伝子浸透は確認されないが、科学的にその理由を明確にして示すことは、遺伝子浸透から環境影響を懸念する国民に応えることであり、また今後の遺伝子組換え作物の環境影響を評価するための基礎的知見となりうる。

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公開日: 2025-01-30  

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