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2023 年度 研究成果報告書

根組織内エンドファイト群集理解と植物受容因子探索の融合による新しい育種戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05982
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

鈴木 剛  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10314444)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードマイクロバイオーム / エンドファイト / イネ / Endosphere
研究成果の概要

本研究では、次世代シークエンサーを利用して、イネやトマトの成育に影響する根組織内の細菌叢を理解した。また、注目したバクテリアの組織内局在をFISH法による可視化によって証明した。さらにエンドファイトを取り込む遺伝因子を同定するためのPCR分析基盤の構築を試みた。日本のイネ根組織内マイクロバイオームデータは統計解析により包括的に分析し、マレーシアのデータと比較した結果を、研究協力者との国際共同研究成果として論文発表した。

自由記述の分野

植物分子育種学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学述的には、本研究成果によって植物と共生菌の相互作用を包括的に理解することができ、イネにおいてはマレーシアと日本で地域が違うなかでの根組織内バクテリアの共通性などを明らかにしたことが意義深い。また、PCRを用いてバクテリア量を決定する手法を確立し、遺伝学的解析を行うための基礎を築くことができた。社会的意義としては、今後の次世代型持続的農業のためにエンドファイトを最大限利用できるイネの育成に向けて
第一歩を踏み出すことができ、またトマト栽培におけるコンパニオンプランツの役割をエンドファイトの面から理解することで、新しい持続的農業へ寄与できる可能性を示した。

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公開日: 2025-01-30  

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