研究成果の概要 |
茎数が多い標播区では,T3以降に出現するの茎の乾物割合が31%と大きくなった.茎数が少ない晩播11g区ではMSおよび初期に発生するT1およびT2の割合が70%を占め,他処理区より大きくなった.個体あたりの穂数は,有意な差が認められたが,収量への影響はみられなかった.1原麦の硝子率は分げつ間において違いが認められ, 高位節分げつになるほど高くなった.また, 分げつ間の開花日はマンネンボシ慣行区において最大で12日の違いがあり,高位節になるほど遅くなった.タンパク質の蓄積程度とそれに起因する空隙量の違いにより粉状質胚乳と硝子質胚乳の2つが形成されることが明らかとなった.
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