| 研究課題/領域番号 |
20K06008
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| 研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
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研究代表者 |
荒井 裕見子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 作物研究部門, 上級研究員 (50547726)
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| 研究分担者 |
岡村 昌樹 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中日本農業研究センター, 研究員 (00757908)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | イネ / 登熟 / 黄化 |
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| 研究実績の概要 |
主食用品種の「コシヒカリ」とコシヒカリapo1、taw1、多収良食味品種の「やまだわら」と「えみだわら」を供試し、籾黄化に関わる登熟特性を明らかにすることを目的とし、年次変動についても検討した。apo1、taw1は「コシヒカリ」よりも、また「やまだわら」は「えみだわら」よりも、1穂籾数が多く総籾数が多い傾向があったが、精玄米重は同等だった。これらの傾向は２か年通じて同様で、供試品種・系統間で穂相が異なることが確認できた。そこで5品種・系統について、穂相特性と黄化籾率の推移を明らかにするために、出穂21日後から1週間毎に穂を採取し、籾の黄化程度と粒重を測定した。その結果、これらの品種・系統では、1穂籾数や総籾数の違いよりむしろ、粒重の増加程度が黄化籾率に関係していると考えられた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
品種・系統間の穂相および登熟特性の違いを明らかにすることが出来た。
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| 今後の研究の推進方策 |
群落の籾黄化に関わる登熟特性を明らかにするために、主食用品種の「コシヒカリ」と「コシヒカリ」とは1穂籾数と総籾数の異なるコシヒカリapo1とtaw1、多収品種の「やまだわら」と「やまだわら」とは総籾数と登熟期間の異なる「えみだわら」を供試し、収量および収量構成要素、群落の出穂日、株ごとの穂重・粒重増加速度と黄化速度について、異なる施肥条件下でこれらの関係性を解明する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
調査の関係上、予定していた分析および調査を一部次年度に繰り越したため次年度使用額が生じた。次年度は、まず本年度のサンプルを用いて、植物体成分分析および穂相調査を引き続き行い、登熟との関係性を明らかにする。
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