研究課題/領域番号 |
20K06066
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39040:植物保護科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
安部 洋 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 専任研究員 (90360479)
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研究分担者 |
下田 武志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業研究センター, グループ長補佐 (20370512)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ジャスモン酸 / ハモグリバエ / 植物防御 |
研究成果の概要 |
課題担当者らはこれまでにモデル植物であるシロイヌナズナを用いて、農業現場で問題となっているハモグリバエなど難防除害虫に対する虫害抵抗性の解析を行い、植物ホルモンであるジャスモン酸(JA)が制御する植物防御の中心的な役割を明らかにしてきた。本課題では、これまで着目されてこなかった未解明の現象に焦点をあて、研究課題を推進し、具体的には害虫による被害を受けた植物体上で認められるカルス化に着目し、そのメカニズムを植物防御との関連性において解明を行った。本研究は、カルス化による植物の異物認識という視点にも立って、当該研究分野に新たな知見を与えるものである。
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自由記述の分野 |
植物・害虫間相互作用
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
課題担当者らは、農業現場で問題となっている難防除害虫に対する虫害抵抗性研究の成果を発展させ、害虫忌避剤の開発など社会実装に関わる研究を行なってきた。一方で本研究課題では、これまで着目されてこなかった未解明の現象に焦点をあて、研究課題を推進し、害虫による被害を受けた植物体上で認められるカルス化には植物の異物認識という側面が関わっていることが示唆されるとともに、カルス化に関わる転写制御因子やリン酸化酵素などのシグナル因子を特定することに成功した。今後、新たな視点で植物の防御機構を捉え、応用に結びつけていくことが可能である。
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