研究課題/領域番号 |
20K06068
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
横井 智之 筑波大学, 生命環境系, 助教 (80648890)
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研究分担者 |
宮永 龍一 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 教授 (40335550)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 越夜行動 / フトハナバチ |
研究実績の概要 |
本研究ではミナミスジボソフトハナバチを対象に、集団形成において個体間の優劣関係が構築されるプロセスを明らかにする。さらに越夜集団内での優劣関係が、日中活動における好適な営巣場所の選択や交尾成功とも関連性があるかを明らかにすることを目的としていた。そのため、調査対象地である西表島での調査を予定していたが、2020年度は、調査に入る直前にコロナウイルスの蔓延防止に伴う緊急事態宣言のために、現地での野外調査および個体採集を実施することができなかった。ただし、次年度の調査に用いるICタグ等調査道具の準備・試行を先んじて行なった。2021年にはICタグを利用した個体識別を行い、集団内での個体間規則性を明らかにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度は、調査に入る直前にコロナウイルスの蔓延防止に伴う緊急事態宣言のために、現地での野外調査および個体採集を実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は、5月および6月に現地に赴いて野外調査を実施する予定である。まず、ICタグを用いた個体識別を行ない、フトハナバチ類における順序形成の規則性を明らかにする。また、緊急事態宣言等の発令により、当該地域への渡航が難しくなった場合には、茨城県下で、近縁種の生息状況を確認し、同様の実験が遂行可能かどうかを確認する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は緊急事態宣言下であったため、現地調査が不可能となり当初予算の使用を行なう事が出来なかった。次年度に、本研究の第一課題の遂行を目的として、ICタグおよび個体観察用機材を追加購入し、長期間調査により、多くの個体を対象とした個体識別を行う予定である。
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